不安、心配などを抱えている人が心配のない状態を望むのは自然なことです。
しかしあるがままの観察、気づくことの目的は心配を取り除くことではありません。
観察することによって自然に心配が消えることはありますが消えない場合もあります。
大切なことはあるがままに観察することです。
不安、心配、恐れなどが生じても動じない心を育てることでそれらに悩まない状態になれます。
不安、心配、恐れが一切生じない状態になるには長い修業ですが、それらを問題として悩まなくすることは難しくありません。
もし心配が無くならない状態に不満が生じるならその不満な心を観察しなければなりません。
結果を期待しないで出来る限りやろうという気持ちで今の自分の状態をあるがままに認めましょう。