不安に心が巻き込まれて一体になっているとき苦しみ自由になることはできません。
しかし心は常に変化するので強い不安の思考にも隙間はあります。
隙間が出来たときに今まであった不安に気づくことが出来ればいいのですが、心は直ぐに不安がない状態に留まりたいという別な思考を始めます。
やっと隙間が空いたのに別な思考が入ると気づくことが出来ません。
その思考が終わって隙間が出来れば気づけますが、また別な思考や今までの不安に逆戻りするかもしれません。
不安は常に変化しており波があります。
思考で不安に油を注がなければ自然と不安の火は消えていきます。
ただあるがままに観察・気づくことが不安から根本的に自由になる鍵です。
不安から逃げずにあるがままに観察・気づくことができればすべての心理的な問題にも応用することができます。
今をあるがままに観察・気づくことは自由への最初で最後の一歩です。